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執拗
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しつ
ふりがな文庫
“
執拗
(
しつ
)” の例文
ねえ支倉君、僕にはレヴェズの壮烈な姿が、絶えず
執拗
(
しつ
)
っこくつき
纏
(
まと
)
っているのだがね。あの男の心理は、実に錯雑をきわめているのだ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「うむ、
執拗
(
しつ
)
っこい奴等だな、御蔵前で見ん事、
撒
(
ま
)
いてやったと思ったに、し
太
(
ぶと
)
く
跟
(
つ
)
けて来やあがったのか」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
私は勝ちました。
土壇場
(
どたんば
)
ですつぽかして、駒次郎に首でも
縊
(
くゝ
)
らせようと思つたのが、あんまり
執拗
(
しつ
)
こく
絡
(
から
)
み付かれて、ツイ庖丁を振り上げて了ひました。私は娘を
銭形平次捕物控:030 くるひ咲
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私は勝ちました。
土壇場
(
どたんば
)
ですっぽかして、駒次郎に首でも
縊
(
くく
)
らせようと思ったのが、あんまり
執拗
(
しつ
)
こく絡みつかれて、ツイ庖丁を振り上げてしまいました。私は娘を
銭形平次捕物控:030 くるい咲き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その望月丹後は、娘を何處やらで見掛けたさうで、
強
(
た
)
つて傍近く召使ひ度いと人橋を
架
(
か
)
けて
執拗
(
しつ
)
こく申込んだ上、支度金と申して、大金まで持つて來させたのぢや。
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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あんまり
執拗
(
しつ
)
こく來るので、持て餘した大寺源十郎、合羽の下に隱すやうにして持つて居た一刀、引拔き樣サツと浴びせると、相手も油斷して居たものか、
大袈裟
(
おほげさ
)
に斬られて死んでしまひました。
銭形平次捕物控:167 毒酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
執
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
拗
漢検1級
部首:⼿
8画
“執拗”で始まる語句
執拗度
執拗無殘