“地息”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じいき50.0%
ちいき25.0%
ぢいき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが星一つ見えない、暗の夜で、悪く地息じいきが蒸れる癖に、時々ひやりと風が流れる、梅雨中にありがちな天気でした。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
如何に破壊されようとも、よしんば悪化されようとも、そこに地息ちいきのやうなものがあつて、その中の虫のやうに、私は東京を呼吸して生きてゐると思ひます。
東京の風俗 序 (新字旧仮名) / 木村荘八(著)
あらくさのしげれる見ればいけるがに地息ぢいきのぼりて青き香ぞする
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)