“じいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地息50.0%
寺域50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが星一つ見えない、暗の夜で、悪く地息じいきが蒸れる癖に、時々ひやりと風が流れる、梅雨中にありがちな天気でした。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
草からあがる地息じいきでからだは冷えていた。気がつけば、こんな所に、よく今までべっとりすわっていられたものだと思う。自分一人なら、とうにどこかへ行ってしまったに違いない。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もしこのとき、前面から正攻で来たこの手の菊水兵が、さらにもう小半町ほども、宝満寺の寺域じいきへ肉薄しえていたら、あるいは尊氏をして
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さっき——林の中で縄を解いてやった犬の声が——その時ふたたび遠い寺域じいきの裏山で聞こえだした。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)