“土根性”の読み方と例文
読み方割合
どこんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地獄の針の山を、痒がる土根性どこんじょうじゃ。茨の鞭ではこたえまい。よい事を申したな、別に御罰ごばつの当てようがある。何よりも先ず、その、世に浅ましい、鬼畜のありさまを見しょう。見よう。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
というよりは土根性どこんじょうから好きなのである。禁欲意識がふと破れると、逆に度を過ごさせるものでもある。さあいけない。苦労性なおふくろに、このグデングデンは見せられないと頻りに悔やむ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ちイ。なんてえ土根性どこんじょうだろう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)