“固守(こしゅ)” の例文
それはそのトゲの位置がそれをよく暗示しているので、これは動かし難(がた)いものである、と私は自分で発見したこの自説を固守(こしゅ)している次第(しだい)だ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
父は気の毒にも丹念(たんねん)に死と云うものを説明し出した。が、父の説明も少年の論理を固守(こしゅ)する彼には少しも満足を与えなかった。なるほど彼に殺された蟻の走らないことだけは確かである。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)