四大しだい)” の例文
四大しだいも自然の女神自身もよろこんで人間たちの用向きに同伴し、その護衛となることだろう。
火風水土かふうすいど四大しだいの厄を受けているこの島で、いったいどこへ籾種を蒔けというのか
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それでなければ卒然と春のなかに消え失せて、これまでの四大しだいが、今頃は目に見えぬ霊氛れいふんとなって、広い天地の間に、顕微鏡けんびきょうの力をるとも、名残なごりとどめぬようになったのであろう。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
四大しだいのあらび、忌々ゆゝしかる羅刹らせつ怒號どがう
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
先ず四大しだいまじないがいる。