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嗤笑
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あざわら
ふりがな文庫
“
嗤笑
(
あざわら
)” の例文
貫一は吾を忘れて
嗤笑
(
あざわら
)
ひぬ。彼はその
如何
(
いか
)
に
賤
(
いやし
)
むべきか、謂はんやうもあらぬを
念
(
おも
)
ひて、更に
嗤笑
(
あざわら
)
ひ猶嗤笑ひ、
遏
(
や
)
めんとして又嗤笑ひぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
宮は
俯
(
うつむ
)
きて唇を咬みぬ。母は聞かざる
為
(
まね
)
して、折しも
啼
(
な
)
ける
鶯
(
うぐひす
)
の
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
を
窺
(
うかが
)
へり。貫一はこの
体
(
てい
)
を見て更に
嗤笑
(
あざわら
)
ひつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
満枝は彼に
耻
(
は
)
ぢよとばかり
嗤笑
(
あざわら
)
ひぬ。さ知つたる荒尾は飽くまで真顔を作りて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“嗤笑”の意味
《名詞》
嗤笑(ししょう)
相手を見下して笑うこと。嘲笑うこと。
(出典:Wiktionary)
嗤
漢検1級
部首:⼝
13画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“嗤”で始まる語句
嗤