“喰料”の読み方と例文
読み方割合
しょくりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五郎は常に看護を怠らず、最も喰料しょくりょうには厚く注意して滋養品を取り、且つ何の不自由無し、故に予が傍らに在らざるも少しも差支無きとて、出発を促せり。予が発途後は何等の異状も無し。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
此れをつぐのわんが為めに、我等夫婦はいまだ慣れざる畑仕事を為し、屋敷内にて菜大根及び午蒡ごぼう人参等を植付けて喰料しょくりょうを助けて、一日いちじつに責めては我等夫婦の喰料たる白米を五勺ずつにても※ずる時には
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
仮りに札幌区外の山鼻やまばなはたの内に一戸を築き、最も粗暴なる生活を取り、且つ此迄これまで慣れざるの鎌と鍬とを取り、菜大根豆芋とう手作てさくして喰料しょくりょうを補い、一銭にても牧塲費に貯えん事を日夜勤むるのみ。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)