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喜久井町
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きくいちょう
ふりがな文庫
“
喜久井町
(
きくいちょう
)” の例文
漱石の内は
牛込
(
うしごめ
)
の
喜久井町
(
きくいちょう
)
で
田圃
(
たんぼ
)
からは一丁か二丁しかへだたつてゐない処である。漱石は子供の時からそこに成長したのだ。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
喜久井町
(
きくいちょう
)
にかえると、
老母
(
ばあ
)
さんは、
膳立
(
ぜんだ
)
てをして六畳の机の前に運んで来た。私はそれを食べながら、
銭
(
かね
)
の工面をして、出かけようとすると
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
牛込の
喜久井町
(
きくいちょう
)
、
根岸
(
ねぎし
)
、
谷中初音町
(
やなかはつねちょう
)
、
日暮里金杉
(
にっぽりかなすぎ
)
等々、本田はそうして春泥の約二年間に転居した場所を七つ程列挙した。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
今私の住んでいる近所に
喜久井町
(
きくいちょう
)
という町がある。これは私の生れた所だから、ほかの人よりもよく知っている。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あの交番——
喜久井町
(
きくいちょう
)
を降りてきた所に——の向かいに
小倉屋
(
おぐらや
)
という、それ高田馬場の
敵討
(
あだうち
)
の堀部
武庸
(
たけつね
)
かね、あの男が、あすこで酒を立ち飲みをしたとかいう
桝
(
ます
)
を持ってる酒屋があるだろう。
僕の昔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“喜久井町”の解説
喜久井町(きくいちょう)は、東京都新宿区の町名。「丁目」の設定のない単独町名である。住居表示未実施。
(出典:Wikipedia)
喜
常用漢字
小5
部首:⼝
12画
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“喜久”で始まる語句
喜久本
喜久山添采