“喉吭”の読み方と例文
読み方割合
のどぶえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさか、父親の圭一郎を投げ倒して猿轡さるぐつわをかませ、眼球が飛び出すほど喉吭のどぶえを締めつけるやうなことはしもしないだらうが。彼は氣が銷沈した。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
衆と共にあやしみとゞまりてうちまもりゐたりしが、その外部そとことごとく紅なる喉吭のどぶえを人よりさきにひらきて 六七—六九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かく臆することなく物言ひしクーリオも舌を喉吭のどぶえより切放たれ、その驚き怖るゝさまげにいかにぞや 一〇〇—一〇二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)