-
トップ
>
-
唐棣花色
>
-
はねずいろ
同巻十一の「
山吹のにほへる妹が
唐棣花色の、
赤裳のすがた
夢に見えつつ」、同巻十二の「
唐棣花色の移ろひ易き
情あれば、年をぞ
来経る
言は絶えずて」
山吹のにほへる
妹が
唐棣花色の
赤裳のすがた
夢に見えつつ 〔巻十一・二七八六〕 作者不詳
唐棣花色よき
若立も、
季ことごとくしめあへず
すなわち『万葉集』巻四の「念はじと曰ひてしものを
唐棣花色の、
変ひやすきわが心かも」、同巻八の「夏まけて咲きたる
唐棣花久方の、雨うち降らば
移ろひなむか」