“咲込”の読み方と例文
読み方割合
さきこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見渡せば、見まはせば、赤土の道幅せまく、うねりうねりはてしなきに、両側つづきの躑躅つつじの花、遠きかたは前後をふさぎて、日かげあかく咲込さきこめたる空のいろの真蒼まさおき下に、たたずむはわれのみなり。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)