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周章
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あわただ
ふりがな文庫
“
周章
(
あわただ
)” の例文
最所治部の龍の口城へ、ある日一人の若侍が、父だと云う老人を連れて、さも
周章
(
あわただ
)
しく駈け込んで来た。手足から
鮮血
(
なまち
)
を流している。
郷介法師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
坂口は霎時の間、闇の中に棒立になっていたが、次の瞬間に伯父は、北に向って走っている小径を、
周章
(
あわただ
)
しく歩去った。
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
「ア、山木さん、御立腹では恐れ入りまする」と、牧師は
周章
(
あわただ
)
しく剛造をなだめ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
主膳は
周章
(
あわただ
)
しく帰りました。主膳が帰ってのあとは竜之助が一人でありました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そうするとボーイは
周章
(
あわただ
)
しく両脚をキッチリ膝へ着け、前方へ曲げて受け取った、で僕は女だと確信した
広東葱
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
と見ると旅館から出てきた二人の男女が
周章
(
あわただ
)
しく、出口に待っている自動車の中へ入っていった。
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
「かかる深夜に
周章
(
あわただ
)
しい! 大勢走ってどこへおいでなさる!」
善悪両面鼠小僧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そして
周章
(
あわただ
)
しく改札口を出るなり、三人連の後を追った。
緑衣の女
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
“周章”の意味
《名詞》
周 章 (しゅうしょう)
あわてふためくこと。うろたえること。
(出典:Wiktionary)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
章
常用漢字
小3
部首:⽴
11画
“周章”で始まる語句
周章狼狽
周章者
周章気味
周章氣味