“吹鳴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいめい50.0%
ふきなら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吹鳴すいめいの合図を果しながら、なおその中に秋霜しゅうそうの陣気がなければならない。進むに、死をえしめ、退くに、乱れなきよう、粛たるものを感じさせなければならない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
円タクが喇叭を吹鳴ふきならしている路端みちばたに立って、長い議論もしていられないので、翁とわたくしとは丁度三四人の女給が客らしい男と連立ち、向側の鮓屋に入ったのを見て
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)