“吹攫”の読み方と例文
読み方割合
ふきさら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふらりと廊下から、時ならない授業中に入って来たので、さすがに、わっと動揺どよめいたが、その音も戸外おもての風に吹攫ふきさらわれて、どっと遠くへ、山へつかるように持ってかれる。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)