“吃(しゃく)” の例文
娘はそういうとなお吃(しゃく)り泣いて、父の肩にかけた手にちからを込めて、抱きついた。が、眠元朗は娘がそう遣ったときから、忘失してしまったようにからだ全体に重々しい倦(だ)るい悲哀をかんじた。
みずうみ (新字新仮名) / 室生犀星(著)