可嘆なげかわ)” の例文
こういう阿爺おやじを持ってかたづいて来た人のおなかに正太が出来た。お種は又、夫の達雄が心配するとは別の方で、自分の子が自分の自由にも成らないことを可嘆なげかわしく思った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)