“可仕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つかまつるべく66.7%
つかまつるべし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿料は一週三十三円に御座候。あるいは御気に召さぬかと存じ候えども、御出被下おいでくだされ候えば喜こんで室々御案内可仕つかまつるべく候、敬具
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかる上は拙老よりとくと本人へ申聴かせ何卒なにとぞして料簡を入替えさせたく、万一改俊かいしゅん不致候わば如何様いかようにも成敗可仕つかまつるべく、もし又本人に於て向後を屹度きっと相慎しみ候節は、幾重にも御勘弁願上候。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
可然しかるべき様子可仕つかまつるべしと存候へは、世をまけ不申候へは、成不申とて、僧は山林樹下さんりんじゅかの者にて候に、官家之人も重宝からぬ口さし出申候から、恥をあく程かき申と存入候。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)