古褌ふるふんどし)” の例文
わたくしは前に貞固が要職の体面たいめんをいたわるがために窮乏して、古褌ふるふんどしを着けて年を迎えたことをしるした。この窮乏は東堂といえどもこれを免るることを得なかったらしい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「拙が腕をニューと出している所へ古褌ふるふんどしけやした——随分くそうげしたよ——……」
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)