古切ふるぎ)” の例文
べつにこれだけに両手を通すひもをつけ、それも肩にくい込むのをふせぐために、その部分の紐をひろく、布の古切ふるぎれで織ったものを使いはじめたからである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そのかわりに木綿布の古切ふるぎれを何枚も合わせて、それを雑巾ぞうきんよりも細かく堅く刺して、麻布のかわりに上覆うわおおいに着ていると見えて、私も羽後うご由利ゆり郡の山村をあるいた時に
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)