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口吟
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くちづさ
ふりがな文庫
“
口吟
(
くちづさ
)” の例文
いつも艶子が
口吟
(
くちづさ
)
むで居るロセツチといふ詩人の「燕」の唄や、ブレワーといふ人の「小さきものよ」などゝといふ可愛らしい唄もそれらの中のものでした。
駒鳥の胸
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
彼はその土橋を渡らうともせずに、「
三径就荒
(
さんけいくわうについて
)
」と
口吟
(
くちづさ
)
みたいこの家を、思ひやり深さうにしばらく眺めた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
口吟
(
くちづさ
)
みつゝ、月光の隈なく照り添ふてゐる露台に、両の腕を軽く胸のあたりに組み合せて「春はあけぼの、やう/\白うなりゆく」微風の如くに、そよろと忍び出たのは
青白き公園
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
吟
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々