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取合
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とりあわせ
ふりがな文庫
“
取合
(
とりあわせ
)” の例文
その豆を与えるところに、「なつけん」という親しい心持がある。鳩に豆は極めて陳腐な
取合
(
とりあわせ
)
のようであるが、この句は決してそうではない。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
許六が「発句は取合せものなり」といふに対して芭蕉が「これほど仕よき事あるを人は知らずや」といへるを見ても、
強
(
あなが
)
ち
取合
(
とりあわせ
)
を排斥するには非るべし。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
一種の
取合
(
とりあわせ
)
の句で、雲の峯立つ盛夏の天と、
忽
(
たちま
)
ち乾く朱硯の水とを配合したに過ぎない。こういう配合を一の趣として感じ得ぬ人に、言葉で説明することはあるいは困難であるかも知れぬ。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
いずれもあまり風流でない、やかましい方の
取合
(
とりあわせ
)
である。轡虫の声から思いついて、こういう取合を求めたとなると、いささか窮屈になって面白くないが、実際こういう光景があったのであろう。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付