“厳嶋”の読み方と例文
読み方割合
いつくしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老獪ろうかいな元就はそのめくら法師が敵方の廻し者であることを感づきつゝ反間苦肉の策謀をめぐらし、逆に彼を利用して晴賢を厳嶋いつくしまへ誘い出した。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
三人の画家に下絵を画かせた日本三景の三枚襲ねで、一番上は黒地に厳嶋いつくしま、二枚目は紅地に松嶋、三枚目は白地にあま橋立はしだてが描いてあるのであった。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)