“厄月”の読み方と例文
読み方割合
やくづき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが続いて今年もやうやう五月といふ月に這入はいつて来た時に、五月といふ月は君が病気のため厄月やくづきではないかと或る友人に驚かされたけれど
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
九月は農家の厄月やくづき、二百十日、二百二十日を眼の前に控えて、朔日ついたちには風祭をする。麦桑にひょうを気づかった農家は、稲に風を気づかわねばならぬ。九月は農家の鳴戸なるとの瀬戸だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)