“やくづき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
厄月40.0%
役付40.0%
役附20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九月は農家の厄月やくづき、二百十日、二百二十日を眼の前に控えて、朔日ついたちには風祭をする。麦桑にひょうを気づかった農家は、稲に風を気づかわねばならぬ。九月は農家の鳴戸なるとの瀬戸だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
この喬は、叔父や父のよい所にも似て、将来を嘱望され、蜀の駙馬ふば都尉に役付やくづきして、時には養父孔明に従って、出征したこともあるらしいが、惜しいかな、二十五で病死した。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御番衆のなかでも一番の裕福だし、もう大殿様はお役附やくづきをお退きになっているので、まことに、のんきなお身の上さ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)