半狂乱はんきょうらん)” の例文
旧字:半狂亂
そのはまるで半狂乱はんきょうらん頭髪かみみだして階段かいだんもとしまろび、一しょう懸命けんめいなが祈願きがんするのでした。——
日下部老人は、もう半狂乱はんきょうらんのていで、明智につめよりました。命よりもたいせつに思っていた宝物が夢のように一夜のうちに消えうせてしまったのですから、むりもないことです。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)