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千金丹
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せんきんたん
ふりがな文庫
“
千金丹
(
せんきんたん
)” の例文
「本家、
讃岐
(
さぬき
)
は
高松
(
たかまつ
)
千金丹
(
せんきんたん
)
……つて歌って来るじゃないの」そう言って時子は、面白く節をつけて歌って見せた。
大きな蝙蝠傘
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
その時の吾輩の資本というのが、牛乳配達をして貯蓄した十二円なにがしと、
千金丹
(
せんきんたん
)
二百枚の油紙包みと来ているんだから、正に
押川春浪
(
おしかわしゅんろう
)
の冒険小説だろう。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ややともすれば
強請
(
ゆすり
)
がましい
凄味
(
すごみ
)
な態度を示すに引き比べて昔ながらの
脚半
(
きゃはん
)
草鞋
(
わらじ
)
に
菅笠
(
すげがさ
)
をかぶり
孫太郎虫
(
まごたろうむし
)
や
水蝋
(
いぼた
)
の
虫
(
むし
)
箱根山
(
はこねやま
)
山椒
(
さんしょ
)
の
魚
(
うお
)
、または
越中富山
(
えっちゅうとやま
)
の
千金丹
(
せんきんたん
)
と呼ぶ声。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
夏になると
徳島
(
とくしま
)
からやって来た
千金丹
(
せんきんたん
)
売りの呼び声もその一つである。
物売りの声
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
丹
常用漢字
中学
部首:⼂
4画
“千金丹”で始まる語句
千金丹売