千重ちへ)” の例文
人麿が筑紫つくしに下った時の歌、「名ぐはしき稲見いなみの海の奥つ浪千重ちへかくりぬ大和島根は」(同・三〇三)、「大王おほきみとほのみかどと在り通ふ島門しまとを見れば神代しおもほゆ」(同・三〇四)があり
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かぎりなし千重ちへ波折なをり
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
千重ちへの浪、百千ももちの鴎。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
かぎりなし千重ちへ波折なをり
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
みなぎひら千重ちへの浪
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)