十団子とおだんご)” の例文
旧字:十團子
秋風にからびた十団子とおだんごの「心の姿」にしおりを感じたのは畢竟ひっきょう曇らぬ自分自身の目で凡人以上の深さに観照を進めた結果おのずから感得したものである。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
十団子とおだごも小粒になりぬ秋の風という許六きょろくの句にあるその十団子とおだんごを、もとこの辺で売ってたのだが」
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)