まち)” の例文
旧字:
間もなく四隻のボートが一列に並んで筏を曳きだしたが、調整するものもなく、曳綱の長さもまち々で、途端に筏の前部が五尺も沈んだ。
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ただこうしてまちから板目の肌に現われた模様を見ていたところでは、その地鉄がなんとなく弱々しいけれど、よくよく見れば潤いがあって、どことなしに強いところがある」
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
まちよりいったいに板目肌いためはだが現われているようでござるな」