北邙ほくぼう)” の例文
ただただのみをもってはよく穿らんことを思い、かんなを持ってはよく削らんことを思う心のたっとさは金にも銀にもたぐえがたきを、わずかに残す便宜よすがもなくていたずらに北邙ほくぼうの土にうず
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
北邙ほくぼうの草野、なつ茫々ぼうぼう
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)