“剣妖”の読み方と例文
読み方割合
けんよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、剣妖けんよう左膳、雪をすかして栄三郎を望めば、その声に覚えがあるか栄三郎、ピタリと歩をとめて近づく左膳を待ちながら
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
剣妖けんよう丹下左膳は、乾雲に乗って天をかけ闇黒やみに走って、自分のこの坤竜をいざない去ろうとしている——それに対し、われは白日坤竜を躍らせ、長駆ちょうくして乾雲を呼ぶのだ!
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いう間も、多数の足音が四辺に迫って、剣妖けんよう左膳、パッと片肌ぬぐが早いか、側の女物の下着が色彩いろあざやかに、左指にプッツリ! 魔刀乾雲ではないが鯉口押しひろげた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)