“前庭(にわ)” の例文
下人部屋だの、納屋だの、穴倉だのといった、明らかに老朽した建物の群れが前庭(にわ)を満たしており、その両側には右と左に別の庭へ通ずる門が見えている。
腹這いになって窺(うかが)った。眼の下に小広い前庭(にわ)があり、植え込みが飛び飛びに出来ていた。その奥の方に主屋があった。どこにも人影は見えなかった。で弓之助は飛び下りた。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)