“前場”の読み方と例文
読み方割合
ぜんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、それから中一日置いてあくる日の前場ぜんばの引け頃になると、取引所の中に一騒動が起った。叔父は寄ってたかって胴上げにされて、う這うのていで店の中に逃げ込んで来た。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
青木の店員が一気に読み上げる前場ぜんばの数字の中で、製糖関係の株が一斉に二分乃至ないし五分方の暴落をしているのにビックリしながら鉛筆を走らせていると、どこから混線して来たものか
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)