刻々チクタク)” の例文
が、その様子は、どうやら耳をらしているように思われた。刻々チクタクと刻む物懶ものうげな振子の音とともに、地底からとどろいて来るような、異様な音響が流れ来たのであった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)