刹利せつり)” の例文
かつて「聞くならく奈落の底に沈みなば刹利せつり首陀しゅだも異ならざるなり」と詠みたまいしを空海がかく悟りてこそ「如来位までは成り登るなり」と讃めまいらせたなどを
一三五刹利せつり須陀しゆだもかはらぬものをと、心あまりて高らかにうたひける。
すぢをたださば、こは刹利せつり
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
今使去るを見て瓦師にえらく、我を終身こんな貧家に留め、糠滓を食わせ、土を負わすべからず、わが本分は灌頂位かんじょういを受けて百枚の金蓋きんがいその身をおお刹利せつり大王をこそ負うべけれ、我食時には