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刳
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え
ふりがな文庫
“
刳
(
え
)” の例文
赭
(
あか
)
っぽく薙いだ「崩れ」が、荒々しく
刳
(
え
)
ぐられて、岩石と一緒に押し流された細い白樺が、揉みくしゃに折られて、枝が散乱している。
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
刳
(
え
)
ぐられたとこが多い、「今夜の泊まりはあすこだ」と霧のもつれ合っている間から、
涸沢
(
からさわ
)
の谷底を眼の下に見て、嘉代吉が指さす、その霧のぴしゃぴしゃささやぐ間を
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
黒沙の土が
刳
(
え
)
ぐられたように凹んでいる、黒沙を穿つと、その下にも結晶した白いのが、
燦
(
きら
)
りと光る、山体が小さく尖って来るほど、風が附き添って攀じ上り、
疾
(
はや
)
く吹きなぐるので
雪中富士登山記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
刳
漢検1級
部首:⼑
8画
“刳”を含む語句
刳舟
両刳
刳貫
刳込
刳形
刳抜
刳抜盆
刳物
刳盆
刳穴
絵刳
奪肉刳骨
刳門
刳鉢
刳貫舟
刳袴
刳磔
刳物台
丸刳