初紫はつむらさき)” の例文
めて出て行ッたばかりのところで、小万を始め此糸このいと初紫はつむらさき初緑名山千鳥などいずれも七八分のいを催し、新造しんぞのお梅まで人と汁粉しることに酔ッて、頬から耳朶みみたぶを真赤にしていた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)