“初発心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しよほつしん66.7%
しょほっしん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寿命は自分の極めるものでないから、もとより予測は出来ない。自分は多病だけれども、趙州の初発心しよほつしんの時よりもまだ十年も若い。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
将門謀反の初発心しよほつしんの因由に関する記事は、皆受取れないが、一体当時の世態人情といふものは何様どんなであつたらう。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
七歳の初発心しょほっしん二十四の暁に成道じょうどうして師匠もこれまでなりと許すに珠運はたちまち思い立ち独身者ひとりものの気楽さ親譲りの家財を売ってのけ、いざや奈良鎌倉日光に昔の工匠たくみが跡わんと少しばかりの道具を肩にし
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)