“初湯(うぶゆ)” の例文
「赤さんは大きな男のお児(こ)ですよ。」と、産婆は死児をそっと次の室(ま)へ持ち出した。そこには母親が、畳の上に桐油(とうゆ)を敷き詰めて、盥(たらい)に初湯(うぶゆ)か湯灌(ゆかん)かの加減を見ていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)