“切果”の読み方と例文
読み方割合
きれは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
破目やれめや節穴の多い板戸の前を抜けて、総井戸の釣瓶つるべがしとしとと落つる短夜のしずくもまだ切果きれはてず、小家がちなる軒に蚊の声のあわただしい湯の谷を出て、総曲輪まで一条ひとすじこみちにかかり
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)