切口きりぐち)” の例文
それはくわしく云うことをはばかるがネ、とにかくその薬の入った巻煙草——あの場合ではゴールデン・バットだが、そのバットの切口きりぐちのところは、一度火をけて直ぐ消したようになっているのだ。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
れからその医師が光りかがやとうとってグット制すと、大造たいそうな血がほとばしって医者の合羽は真赤になる、夫れから刀の切口きりぐち釘抜くぎぬきのようなものを入れて膀胱ぼうこうの中にある石を取出すとかう様子であったが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)