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凶馬
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きょうば
ふりがな文庫
“
凶馬
(
きょうば
)” の例文
『いくら名馬でも、惜しいかな、
四白
(
よつじろ
)
だもの。——
馬相
(
ばそう
)
からいっても、
四白
(
よつじろ
)
は、
凶馬
(
きょうば
)
の
相
(
そう
)
としてある』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
長い
尾毛
(
びもう
)
は地に
触
(
ふ
)
れんばかりであり、ただこの名馬にして、人が、
凶馬
(
きょうば
)
の
相
(
そう
)
ときらう
四白
(
よつじろ
)
の脚もとが目につくが、これまた、雪を踏んでいるかのように、かえって美しい。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『ふうむ。……それでか』と、清盛はすぐ、
凶馬
(
きょうば
)
の
相
(
そう
)
をおもい出した。——が、また迷信とわらうにちがいない。この男には、いえないのだ。清盛は、心にもない慰めをいった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
凶
常用漢字
中学
部首:⼐
4画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“凶”で始まる語句
凶
凶事
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凶器
凶相
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凶報
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凶暴