“冬宮”の読み方と例文
読み方割合
とうきゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モスコオ河の上に脅かす樣に建てられた冬宮とうきゆうも女の心には唯哀を誘ふ一つの物として見るに過ぎない。白い宮殿の三層目の左から二つ目の窓掛が人氣のあるらしく動いて居た。
巴里まで (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
モスコオ河の上に脅かす様に建てられた冬宮とうきゆうも旅の女の心にはたゞあはれを誘ふ一つの物として見るに過ぎない。白い宮殿の三層目の左から二つ目の窓掛が人気ひとげのあるらしく動いて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)