“円陣”の読み方と例文
読み方割合
えんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小関氏は、塾長室の窓から見える草っ原に、十人あまりの青年たちが円陣えんじんを作っているのを認め、そのほうに出かけて行ったのだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
いや、弾丸だんがんのようにといったほうがいいかもしれません。追っ手の円陣えんじんのいっぽうを突破して、庭の奥へと走りこみました。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
マルモ隊長は、隊員を一つところにあつめて円陣えんじんをつくり、まわりからおどりかかって来る相手めがけて、そのへんにころがっている大きな岩石をなげつけさせた。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)