内儀かみさま)” の例文
内儀かみさまがじやらくらのびんたぼ胸わるやと、張仆して馳出けるもあり、旦那どのと口論のはては腕だての始末むづかしく、警察けいさつのお世話にも幾度とかや、又ぞろ此地こゝも敵の中と自ら定めぬ
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
身代たゝき骨になれば再び古巣への内儀かみさま姿、どこやら素人よりは見よげに覺えて、これに染まらぬ子供もなし、秋は九月仁和賀にわかの頃の大路を見給へ、さりとは宜くも學びし露八ろはちが物眞似、榮喜えいきしよ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
身代たたき骨になれば再び古巣への内儀かみさま姿すがた、どこやら素人しろうとよりは見よげに覚えて、これに染まらぬ子供もなし、秋は九月仁和賀にわかの頃の大路を見給へ、さりとはくも学びし露八ろはちが物真似、栄喜ゑいき処作しよさ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)