“内儀様”のいろいろな読み方と例文
旧字:内儀樣
読み方割合
かみさま50.0%
かみさん33.3%
いえはん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ま、お内儀様かみさま、そう取りつめて、お考えなさるからいけません。阿波へお帰りなさらぬの、死んでしまうなどと、そんなにまで……」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何だなア、定さん、男の癖におい/\泣くのは止しねえ、お内儀様かみさんは女でこそあれ、あゝいう御気象だから、涙一滴こぼさぬで我慢を
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
当家うちのお内儀様いえはんはこないに諦めのえお方やから、涙一滴こぼさぬが、鳶頭が仲へ這入って口を利き、もう甲州屋のうちへは足踏をさせぬと云い切って引取ったのやないか、それじゃのに
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)