六分儀ろくぶんぎ)” の例文
計ることは出来る、六分儀ろくぶんぎも対数表も正確に扱うことが出来る。君は法廷でわしを気違いだと証明することはとうていできまいね
六分儀ろくぶんぎが三個。経線儀けいせんぎ(精確な時計)が二個。羅針儀らしんぎも、すばらしいものをすえつけた。みな、漁船にはりっぱすぎるものばかりであった。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
のちに聞けば、その凸面鏡は、エルリングが自分でったのである。書棚の上には、地球儀が一つ置いてある。たくの上には分析に使う硝子瓶がらすびんがある。六分儀ろくぶんぎがある。古い顕微鏡がある。
冬の王 (新字新仮名) / ハンス・ランド(著)
「全くわからない。とまっていることはわかるが、自記航路計がくるってしまって、どの地点にいるのだかわからないのだ。やがて夜にでもなって北斗星ほくとせいが出てくれば、六分儀ろくぶんぎでもって測定できるだろうがネ」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)