“公暁”の読み方と例文
旧字:公曉
読み方割合
くぎょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌承久元年正月二十七日、前夜から雪であったが、鶴ヶ岡八幡宮つるがおかはちまんぐうに右大臣の拝賀の式を行う夜更よふけ、帰るさを別当公暁くぎょうのためにしいせられた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
(前略)そうして、この建暦けんりゃく元年には、ようやく十二歳になられ、その時の別当定暁僧都じょうぎょうそうずさまの御室に於いて落飾らくしょくなされて、その法名を公暁くぎょうと定められたのでございます。
鉄面皮 (新字新仮名) / 太宰治(著)