全天空ぜんてんくう)” の例文
ヒマラヤをいつつも積み重ねた雲の峰が見る間にくずれ落ちたり、いインキの一点を天の一角にうった雲が十分間に全天空ぜんてんくうを鼠色に包んだり、電をひらめかしたり、ひょういたり、雷を鳴らしたり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)